「ブルジョアとヒューマニティ」風船(1956) 日本の白黒映画は黒澤と溝口だけじゃないさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルジョアとヒューマニティ
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初めは名優森雅之の演技に注目して見てましたが、次回以降はいろいろ注目したい点がある、深みのあるいい映画です。
ネタバレあらすじの欄で、「圭吉は父の会社を出て。。」とあるがこれだけは許せない。正しくは「追い出されて」で、圭吉は何故追い出されるのかも分からないほどの愚図人間。しかしそれはあんたの息子だよ!元凶は母親で30歳すぎの息子の面倒を見ようとする甘やかし。でもやはりそれはあんたの女房じゃないか!結局は父親村上春樹(!)を取り巻くカルマなのか。そして末は世を捨て隠居生活。この映画の後、息子は改心するか、堕落するか。。。『天国と地獄』でもそうですが、三橋達也のこういう嫌な役は、殴り倒したくなるほど上手ですな。
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