「何かを得たと言う気はしない」ファンシイダンス Takehiroさんの映画レビュー(感想・評価)
何かを得たと言う気はしない
クリックして本文を読む
住職になる修行は肉体的に厳しいが、食欲、性欲などに俗物的に惹かれてうまくやっているという、噓だったら仏教関係者に怒られるような面が、コメディーなのだが軽くなって坊さんマニュアル風な格になってしまい、得る感じはしなかった。ヒロインが個人的に軽い女のイメージの鈴木保奈美なのがさらに軽かった。寺でのキスシーンでは、仏教関係者が当時怒った人達もいるというのは当然だろうが、映画内でも、賛否が起きていた。煩悩でさらに修行させるとしたが、失格で帰れとするのもまた正解だったかも知れず。主人公周辺が同世代で20代前半位の若い頃なのが懐かしく、彦摩呂が痩せているのは他にも注目されていた。原ひさ子さんの懐かしい姿があった。「シコふんじゃった」は観て欲しいと思い出すようだが、この映画はあまり勧めない。
コメントする