「良いのめっけて♥」彼岸花 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
良いのめっけて♥
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戦争が終わってオフ・ビートな昭和。特需景気が終わって神武景気。しかし、こんな落ち着いたブルジョアがいるわけが無い。
現在と様子の変わらない箱根でのブルジョア老夫婦の会話。夫は答える。
『戦争の頃?俺は嫌だね。物はないし、つまらない奴がえばっていた。』
この言葉だけで、この映画を評価する。そう言った訳だが、『えばっているのは自分だ』と、ワガママ爺さんいつ気付く!?
身の丈にあった生活感だけで充分さ。焦らず落ち着いて対処すれば、明るくなくとも人生は続くし未来はある。ってね。
結局 ガンコ爺さんは笑わずに終わった。と思うが、あの50作続いた映画で、演出家がそのキャラクターをリスペクトする。
『はい笑って』『バター♥』ってね。
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