続番頭はんと丁稚どん

劇場公開日:

解説

おなじみ花登筺のテレビ・ドラマの映画化の続編で、原作者と山根優一が脚色し、前作の酒井欣也に代って「大利根無情」の的井邦雄が監督した。撮影は「大穴」の太田喜晴。

1960年製作/79分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1960年8月21日

ストーリー

大阪、天神祭の当日。薬問屋七ふく堂の丁稚崑松たちが出かけようとしていると、博多の九州堂の主人が訪ねてきた。崑松たちはあわてて長尻撃退のマジナイをやった。これが効を奏し、九州堂はそそくさと店を去った。しかし、また一難。出先きの大番頭からの電話で漢方堂の集金を言いつけてきたのだ。だが、崑松が持って帰った集金袋には四万五千九百円の札束が入ってなかった。丁稚たちは金をさがしに夜の町へ。結局、これは崑松が集金袋を取りちがえて帰ったのだった。探し歩いていた崑松は、サーカスの団長の息子太郎とまちがえられて団長のもとへ連れていかれた。崑松はここで故郷丹波で遊んでいた小猿の三公とめぐりあった。小番頭の雁七らはサーカス団に崑松を探し求めた。小松、平松の丁稚は太郎を崑松とまちがえ、崑松は全然帰りたがらないと報告した。雁七は熊とのレスリングにひっぱり出されて気を失う始末だ。団長の所へ、太郎の生みの親が太郎を返してほしいと頭を下げて頼みに来ていた。団長は断り続けていたが、太郎を返してやる決心がつき、ピエロの辰に送らせた。ところが、辰は太郎と思って崑松を、雁七たちは崑松と思って太郎を、それぞれとりちがえてしまった。だがやがておさまりはつき崑松は七ふく堂へ、太郎は母親の許へ帰ることができた。

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