劇場公開日 1978年12月2日

博多っ子純情のレビュー・感想・評価

全2件を表示

4.0懐かしい博多の情景が息づく

2025年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、その他、TV地上波

路面電車が走っていた当時の福岡市内の様子や、福岡城址、筥崎宮の近くではすでに都市高速の概容が出来上がっていたりと、今見ても面白い発見の連続。

名優光石研のデビュー作でもあり、共演者も博多にゆかりの人が多い。博多弁のセリフも本当に流暢で、作者の長谷川法世がカメオ出演しているなど、見どころ満載です。

刑事コロンボの吹き替えで知られる小池朝雄さんが、父親役で見られるのも嬉しいサプライズです。当時、バリバリのアイドルだった松本ちえこが、ヒロイン役でいい表情をしています。

今あげたポイントに一切興味がない人には、まあ、刺さらない映画でしょうね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきかもめ

4.5みどころ

2024年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

単純

 光石研氏のデビュー作として、近年再評価されている。顔つきは初々しい。仲間や幼馴染みとの思春期真っ盛りの性への憧れや、正義感溢れる喧嘩っ早い活躍が描かれる。大人の顔触れや、博多の街並みが懐かしい。山笠の気運を描いているものでは、『めんたいぴりり』『中洲の子』に先駆けている。中学生の標準服は、まさに福岡市のものだ。気になったのは、福岡ボートのみえる岸壁で海に落ち、路面電車が走る橋の袂で濡れた服を乾かしているところが、少し距離があるのではないかというところ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
てつ