破戒(1962)のレビュー・感想・評価
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W市川によるコンビ映画第三弾!
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部落民出身であることを隠して生きる青年教師の苦悩を、市川崑監督の素晴らしい演出、市川雷蔵の素晴らしい熱演で描く文芸大作ですね‼️とにかく文芸映画は忍耐が大事‼️ちょっとでもツマらないと睡魔に襲われてしまう‼️でも市川崑監督の文芸映画、「おとうと」とか「細雪」もそうですけど、市川崑監督のユニークな映像表現と語り口でホントに面白く出来てます‼️美しい信州の雪景色をモノクロ画面の中に格調高く収録‼️まぁ宮川一夫さんのカメラの力も大きいのでしょう‼️特に後半、主人公の丑松が自分の秘密を告白、土下座して謝罪、雪原をさまよう前後からラストまでの素晴らしいシーン構成やカット割には身震いさせられます‼️そして差別というこの作品のテーマ‼️人種差別や男女差別、ジェンダー差別、そしていじめや虐待などが蔓延してる現代でこそ、この作品の存在価値が強まる気がします‼️
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部落差別の話
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部落問題を描いた作品。
100年前の話だけど、差別とどう向き合うかという、
普遍的なテーマが説得的に描かれていて、古さを感じさせない名作。
ところで、この映画の登場人物は約束を全然守らない。
だけど話の流れとしては約束を反故することがむしろ正しいようだ。
タイトルはそういうことか。面白いね。
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