「過酷」野火(1959) hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)
過酷
ちょっと前までこんな過酷な経験した人たちが同じ時代に暮らしていたなんて。すごくリアルに悲壮な撤退の様子を映し出す。
この映画が公開されたころはたくさんの経験者がいたし、スタッフにもいただろう。こんな経験したあとサラリーマンとかやって普通に生活してたわけ?!と驚く。
簡単にたくさんの人が死んでいく。簡単に殺すこともある。人の命が軽い。
なんだかすっとぼけた風な主人公と、人間味のある兵隊たち。フィリピンの人たち。日本は恨まれている。決してフィリピンの解放などではなかった。
映画館を出て平和な世の中に安心し、心からありがたいと思った。どうか皆さんの魂が安らかでありますように。
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