劇場公開日 1964年1月9日

「実写映画+アニメ映画の役割」眠狂四郎 勝負 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0実写映画+アニメ映画の役割

2020年10月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

単純

私見だが、眠狂四郎、座頭市など
人気の昭和時代劇は、いまのアニメの
領域をもカバーしていたと思う。
(子連れ狼も加えたいが、劇画が先なので
例外とする)

-眠狂四郎(市川雷三)
-勘定奉行・朝比奈(加藤嘉)
-謎の占い女(藤村志保)
-高姫(久保菜穂子)
-蕎麦屋の娘(高田美和)

キャラの突き抜け感や、
舞台を見るような表情の作り方・セリフ回し、
芸術性の高い殺陣、
技のネーミング「円月殺法」

これは実写の態だが、醸し出す世界観はアニメだ。
戦後20年の頃の「鬼滅」なのだと思った。

ゆりあんレトリィバァのねたに
「昭和の女優」というのがあるが、
あれより、本物のほうがはるかに面白く、
隔世の感があり、勉強になる。
高田美和が演じる蕎麦屋の娘が、
店前で声を張り上げるのも聞き所だ。
(マニアックすぎる?)
『そばうーーーーーーどん』

市川雷三は本当にカッコいい!

陸軍中野学校シリーズの椎名次郎も良いが、
異人とのハーフ、謎いっぱいの眠狂四郎こそ
彼しかできない彼だけの役だと言い切れる。

Haihai