日本の青春のレビュー・感想・評価

主人公・善作は戦争で片耳が聴こえず、復員後は小さな会社を起業し、妻と息子と娘の四人家族で頑張ってる。そんなある日、かつて想いを寄せた芳子と再会、同時に自分の耳をダメにした戦争中の上官・鈴木とも再会する。そんな鈴木は善作の息子の恋人の父親だった・・・‼️戦中派の心情をリアルに描いた秀作ですね‼️まったく違うかもしれませんが、岡本喜八監督の「江分利満氏の優雅な生活」を思い出しました‼️ただ小林正樹監督の数ある傑作たち、「人間の條件」「切腹」「上意討ち」なんかに比べると、家族の元へ戻り、収まるべくして収まるラストはちょっとらしくないなぁという感じはします‼️キャストの中では女の弱さ、利口さ、ズルさを体現する新珠三千代さんが素晴らしい‼️