ナビィの恋のレビュー・感想・評価
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恋にブレーキは無いらしい?
何故かこの映画に出ている、西田尚美と村上淳のご両人は、結構長いキャリアと映画出演作品は数々有るのだが、さてどんな役を演じていました?と彼ら御両人の代表作を考えても、題名が中々浮かばないから不思議だ。
つまりこのお2人は、どんな役柄でも自然に、抵抗なく普通の人を演じる事が可能な2人なのだ。
良く言えば、自然体で、どんな役にもスッとハマってしまう程にナチュラルな演技派。
意地悪く言えば、個性に欠けた、印象の薄い感じのバイプレイヤーとなる。
さて、あなたなら、この2人をどう観ているのだろうか?
私は、この2人の俳優を決して嫌いではない。いやむしろ、好きな役者さんの部類にさえ入ると思う。
しかし、それでも、不思議とあの役強烈だったね~と思い出せる作品は少ないのだ。
今や人気絶頂の園子温監督作品に出ていても、割とこの村上淳さん地味目である。
西田尚美さん、そう言えば間もなく公開する「図書館戦争」出演しているので、こちらも楽しみなのですが、そんなこの御両人が出演したこの作品を今観ると、結構お二人はお似合いで、個性的で、魅力的に、私には見えてしまう。この頃の若い2人が良い感じで
お似合いの結婚に漕ぎ着くのも微笑ましい。
この映画が出来た99年頃は、丁度沖縄ブームの頃だったのかな?
ハッキリとした記憶も無いが、一時沖縄の自然溢れる環境の素晴らしさに憧れて、東京などの大都会から、沖縄に移住を計画する人が多くいた時期があった。
私の知人でも、沖縄への移住を実現した友人が3家族程いる。
その一方で、沖縄では就活が希望通り出来ない事から、本土に移住してきた沖縄県出身者の友人も多数いるから、世の中不思議だ。
いざ現実に移住してみると、台風やら、梅雨時の不快感とか、米軍基地の軍用機の騒音が酷いなど、負の問題も、他の土地に暮す事と同様に苦労がある。
決して地上の楽園として、幸せ以外の物は存在しない訳でもないらしい。
西田演じる奈々子は、沖縄出身で今回は里帰り中だが、その奈々子の祖母が実は、娘時代の恋人が島に戻って来た事を知り、その日を境に、昔の恋を再び追い求めると言う何とも暑~いお話だ。
しかし、暑いのは沖縄の気候ばかりでは無く、人の心も情熱的で暑く燃えているらしい。
今では結婚し、子供だけで無く、孫が結婚出来る年齢に成長し、初老を迎えたオバア、ナビィが、結婚出来なかった初恋のオジイと駆け落ちするまでの物語を、方言たっぷりの島唄とコミカルなセリフで、恋物語を謳い上げる。オバアに振られる夫のオジイが可愛い!
観ているこちらが、恥ずかしくなる程に、一途で情熱的な恋だ。そして、沖縄ならではの、ユタと言う占い師が、このナビィの恋に反対する。そんな沖縄の文化と素朴な人の掛け合いの数々を民謡と共に描いてゆくこの映画で、沖縄を堪能するのも楽しいものだ。
ながい片思いと恋と沖縄と
ナビィという名のおばあちゃんと、そのおばあちゃんがずっと好きだった人との再会の恋愛物語です。沖縄のからんとした綺麗な景色がとてもいい雰囲気です。ふつうに笑って楽しめる恋愛映画ですが、おばあとおばあの好きな人との再会シーンではわたしは涙ぽろぽろでした。良かったです。
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