「渡哲也さんを偲んで 梅」長崎ぶらぶら節 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
渡哲也さんを偲んで 梅
内海桂子師匠も偲んで
原作未読
2000年公開だから今から20年前の作品
その年の大ヒット作
初めての鑑賞
吉永小百合当時55歳くらい
渡さんは小百合より二学年上
この作品で小百合は2001年の日本アカデミーとブルーリボンW受賞
黒沢映画の『雨あがる』が高く評価され『バトルロワイヤル』が話題になった2000年邦画業界
芸者さんたちのバチバチとした対立が面白い
全体的にそういう話かといえば全くそんなことはない
渡哲也さん演じる古賀といっしょに長崎を歩き回り古い歌について調べる物語
自分で自分のことを「老兵」と自嘲する小百合にちょっと胸が痛くなる
ブラブラしているだけではなくしっかり芸者の仕事はやるし肺病の妹分の世話もする
御座敷で四股を踏むシーンあり
ちょっとだけど入浴シーンのサービスもあり
永島は明らかに本人が歌っていないのが残念
小百合と原田は本人が歌っているけど
うーん自分向きの映画ではない
芸者の衣装は艶やかだが話としては地味
でも星3つの評価が妥当
あと藤村志保の本名と旧芸名でもある結婚前の本名がとても珍しい事実を知ってしまった
演じた役の名前を芸名にするのはよくある話だ
藤村志保の藤村は志保役で出演した作品の原作者藤村藤村から頂いている
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