「センチメンタルな旅」東京日和 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
センチメンタルな旅
写真家荒木経惟と愛妻陽子をモデルにした映画。実際の陽子さんのメンタルは問題なかったと思うけど、本当のところは、どうだったのかな。陽子さんのおかげで、写真家アラーキーが世に出たことは確かだが。にゃんこが茶トラなのは、何でや。せめて白系にしてくれい。あのバルコニーはセットだよね。写真でよく見た、本物の荒木家のようで、なんかうれしかった。
陽子が舟の中で眠るところは、アラーキーの写真になぞってあって、ここは見どころ。あと、野の花を片手に走ってくるシーンは、ズルいくらいかわいい。その傍らに、車掌役でアラーキーの姿。いい笑顔だ。この作品、友情出演が多く、中島みゆき、映画監督の森田芳光、塚田晋也、中田秀夫、周防正行がちょい役で出ている。ちょっとしたゲーム感覚で探すのも一興。
アラーキーの妻への思いと、竹中直人の中山美穂への思いが重なったような、ラブレター映画。
BS松竹東急の放送を鑑賞。
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