「【。”玄関のドアの向こうから優しく響く声。”奧さん綺麗だから。””物凄く嫌な気分になるストーカーホラー。】」DOOR NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【。”玄関のドアの向こうから優しく響く声。”奧さん綺麗だから。””物凄く嫌な気分になるストーカーホラー。】
ー 高橋伴明監督は、「痛くない死に方」「夜明けまでバス停で」を観ていて、勝手に社会派の監督だと思っていたが、初期ではこんな恐ろしいホラー映画を、奥さんである高橋恵子さんを被害者として製作していたとは、驚きである。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作の設定が、今でも普通に起こり得る所がとても怖い。マンションではセキュリティシステムが向上しているが、そうではないマンションも多数あるだろし、一軒家でも同じである。
セコムがあるけどね。
・最初は、セールスマンの男(堤大二郎)に対する主婦(高橋恵子)の対応に(ドアに手を挟むシーンは痛そうであるが、その後もっと痛そうなシーンが出て来る。)少しだけ同情心が生まれそうになるが、その後の男の変態的な行為の数々を見て、即座に撤回する。
<それにしても、浴室に立てこもった主婦と子供に対し、扉をチェーンソーで切り裂くシーンは、容易に「シャイニング」を想起させるが、何故に家にチェーンソーがあるとかは、考えないようにしながら、観賞する。
今作が怖いのは、優し気な顔をしたセールスマンが、徐々に狂気に呑まれて行く様なのだから。
あー、怖かった。嫌な気持ちになったよ。ホラー映画では褒め言葉だね。>
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