「ドラエモンには敵わない」電送人間 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラエモンには敵わない
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「美女と液体人間」を観たので変身3部作を観ることにしました、本作は第2弾。
ホラー要素は消えて事件もの、軍隊時代の卑劣な仲間への復讐殺人と人間のテレポーテションを組み合わせたSF犯罪映画。伝送後は生身に戻るようだし無敵になる訳でもない、送受信装置が必要だしどこへでも神出鬼没と言う訳でもないので凄さがあまり感じられない、研究室はともかく、電源もない倉庫や貨車で動かすのは無理だろう。相変わらず博士を出してもっともらしい説明をつけているが今の子が観たらドラエモンのどこでもドアの方が凄いと言うだろう。
時代描写は前作の進駐軍クラブ風から一転して軍国キャバレー、唐十郎らがやっていた金粉ショーまで持ち込んで話題作りとお色気サービスは踏襲、白川さんの必然性のないスリップ姿まで入れてるあたりはもうフォーマット。あの時代としては精いっぱいという気もするが今観るとやはりB級企画なのだろう。
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