手討
劇場公開日:1963年5月29日
解説
岡本綺堂原作“お菊と播磨”を「秦・始皇帝」の八尋不二が脚色、「新・座頭市物語」の田中徳三が監督した悲恋もの。撮影はコンビの牧浦地志。
1963年製作/85分/日本
配給:大映
劇場公開日:1963年5月29日
あらすじ
徳川初期の明歴二年。加賀百万石の屋敷前で、旗本新藤源次郎が切腹した。ことのおこりは、過日上覧能が催された折、源次郎が退屈の余り無遠慮な欠伸をもらしたことにあった。舞台で舞っていた前田加賀守は、自分の能にケチをつけられたと思いこみ、源次郎の処分を幕府に迫った。大藩を嵩にきた理不尽な申し入れに、旗本一同は、大久保彦左衛門、青山播磨を通して松平伊豆守にとりなしを願い出た。騒ぎは大きくなり、旗本と大名の対立となった。この騒ぎを知って源次郎は、自分一人が腹を切ればすむと、潔よく男らしい最期を遂げたのだった。ある春雨に煙る一日、播磨は新藤の墓標に参った。その帰途、播磨は腰元お菊と結ばれた。己にまめまめしく仕えるお菊の態度に、播磨は将来を誓った。源次郎の死を契機として旗本の近藤、沢、森などが主となって白柄組を結成した。幕府の治世も漸く地につき、世は泰平ムードに満ちていた。建幕の功労者、直参旗本も次第に疎んじられ、目的を失った彼らは至るところで大名と衝突した。白柄組の悪名は日に日を追って高くなった。播磨はこれを憂い、自分がこれを抑えなくては、という考えで白柄組の頭領となった。しかし、播磨でもこの流れを止めることはできなかった。そんな流れのうちに旗本の理解者、彦左衛門が亡くなった。通夜の帰途、白柄組と加賀守の大行列は偶然に出逢った。播磨の制止も聞かばこそ、両者は大乱闘を引き起した。加賀守は、島津藩、仙台藩と結んで白柄組員の引渡しを幕府に要求した。困り抜いた伊豆守は、加賀守の縁つづきの姫と播磨の結婚を策した。しかし播磨はこの解決策をけった。ために幕府は播磨に責任を押しつけた。そうとは知らないお菊は播磨の心情を疑い、青山家伝来の家宝の皿を割った。粗相で割らず、播磨の心情を疑って割ったとあっては、播磨も許せなかった。お菊を切り、自分は白柄組の責めを一身に負って腹を切る青山播磨であった。
スタッフ・キャスト
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青山播磨市川雷蔵
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お菊藤由紀子
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新藤源次郎若山富三郎
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近藤登之助成田純一郎
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沢主水中村豊
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森半九郎矢島陽太郎
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与四松佐々十郎
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松平伊豆守柳永二郎
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お近阿井美千子
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お仙真城千都世
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お歌小桜純子
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薄雲太夫毛利郁子
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真弓細川ちか子
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牧野備後守加藤嘉
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前田加賀守名和宏
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柴田十太夫浅野進治郎
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横田備中守香川良介
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島津薩摩守荒木忍
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大久保彦左衛門菅井一郎
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奥平大膳太夫杉山昌三九
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小仏小平伊達三郎
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弥六守田学
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本多上野介尾上栄五郎
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伊達陸奥守南条新太郎
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鐘鬼半兵衛水原浩一
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小栗備前浅尾奥山
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徳川家光舟木洋一
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坂部三十郎浜田雄史
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加賀爪甲斐不破潤
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松本甚太郎堂本寛
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晶姫松浦いづみ
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お梅高森チズ子
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副吏原聖四郎
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前田家先供1堀北幸夫
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権次岩田正
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前田家先供2大杉潤
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検死役同心木村玄
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権六志賀明
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平六西岡弘善
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源八黒木英雄
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平七有村淳
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お坊主一森宏之
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玉菊山中登志子
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茶店の老婆小林加奈枝
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