劇場公開日 1961年10月29日

「若尾文子の、高い演技力と肉体のエロチックさが本作を成立させている事が良くわかります」妻は告白する あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0若尾文子の、高い演技力と肉体のエロチックさが本作を成立させている事が良くわかります

2020年2月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

強烈な余韻が残される傑作です

法廷シーンから始まりますが法廷劇ではありません
むしろ判決がでてからの終盤こそが本作のテーマです
それまでは背景の説明にしか過ぎないのです
タイトルどうり妻は告白をします
しかし本当の殺人者が誰であったのかはラストシーンで明らかにされるのです

若尾文子の、高い演技力と肉体のエロチックさが本作を成立させている事が良くわかります

女の愛の深さ
クライマックスの若尾文子が演じる彩子が幸田の会社にずぶ濡れで訪問する鬼気迫るシーンは伝説のシーンです
強烈です
衝撃ですらあります

このシーンは忘れられないものになると思います

あき240