ちんなねえ

劇場公開日:

解説

海外でも評価の高い麿赤兒と大駱駝艦の舞台『トナリは何をする人ぞ』をフィーチャーした異色のアート・ドキュメンタリー。監督は「CAT'S EYE」の林海象。撮影を同じく「CAT'S EYE」の長田勇市が担当している。タイトルの「ちんなねえ」とは、高知県の方言でおかしいねえという意味。16ミリ。

1997年製作/43分/日本
原題または英題:Born To Be Baby
配給:BOX OFFICE
劇場公開日:1997年12月20日

ストーリー

高知県赤岡町、髭を剃ってもらうために散髪屋に入った探偵は、顔にタオルを掛けられた瞬間、ちんな世界に迷い込んでしまう。絵師の金蔵の絵が飾られた美術館をさまよい歩いていた探偵は、そこで赤い布をひきずる美女や、麿赤兒と大駱駝艦の能舞台『トナリは何をする人ぞ』を目撃した。さらに、美女の残した赤い布を辿って行くと、古い屋敷へと辿り着く。だが、そこで探偵を待っていたのは美女ではなく、絵金だった。赤い布は絵金の褌だったのである。探偵は絵金と楽しく酒を酌み交わすが、そこでふと目を覚ました。彼は「ちんなねえ」と小さく呟く。

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