丹下左膳 乾雲坤竜の巻のレビュー・感想・評価
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モノクロ作品
既にカラーが主流だった1962年だがあえてモノクロ
原作未読
監督は『瞼の母(1962)』『骨までしゃぶる』の加藤泰
脚本は『復讐するは我にあり』『南極物語』『ジャズ大名』『黒い雨』の石堂淑朗
左片目右目刀疵
右腕欠損左利き片腕
白い着物に赤襦袢
ご存じ丹下左膳
時代劇の超メジャーなダークヒーロー
丹下左膳といえば大犮柳太朗
大河内傳次郎も甲乙つけ難いがやはりNo. 1は大犮柳太朗
相馬中村藩の殿・大膳の命を受けて小野塚鉄斎道場の家宝『乾雲』『坤竜』という名刀二振りを盗みに屋敷に忍び込んだ相馬中村藩の下級武士・丹下左膳
道場の者との斬り合いで重傷を負い左目を失ったものの名刀二振りのうち『乾雲』の強奪に成功
早速は江戸屋敷の殿に『乾雲』を献上するも片方だけでは意味がないと激怒され再び屋敷侵入を決意する丹下左膳
スリ師お藤与吉の協力を得て『坤竜』の獲得に成功した丹下左膳は大岡越前によって捕らえられ死罪が決定
刑が執行される日にお藤与吉に救出された丹下左膳だったが名刀強奪の際に深傷を負った右腕は既に腐っており頼まれた与吉の包丁でバッサリと片腕になった
中村大膳に裏切られたことを知った丹下左膳は大膳の江戸屋敷に侵入し二振りの名刀を強奪し本来の持ち主である小野塚鉄斎道場に返却
丹下左膳はお藤与吉と共に江戸を去り旅に出る
丹下左膳といえば苔猿の壺だがあのようなユーモラスな話ではない
原作に近いのはたぶんこっちの方だろう
見どころは菅貫太郎さえも圧倒する狂気に満ちた迫力ある芝居を披露する大犮柳太朗
桜町弘子の貴重な殺陣を鑑賞できる作品
自他共に認める運動音痴らしい桜町弘子にしては見事なもので大犮柳太朗直々の指導も功を奏したのかもしれない
大犮柳太朗菅貫太郎の揉み合いで大友の背後から刀で刺すよう命じられるも桜町弘子が躊躇う一連のシーン好き
お縄を受け取り調べを受ける左膳もなかなかの迫力
丹下左膳に大犮柳太朗
丹下左膳が住む長屋隣のスリ師お藤に久保菜保子
お藤と同居するスリ師与吉に東千代之介
小野塚鉄斎道場の娘・弥生に桜町弘子
鉄斎の高弟・諏訪栄三郎に菅貫太郎
相馬中村藩の殿・中村大膳に花沢徳衛
中村大膳の寵愛を受け褒美の一つになった千鳥に筑波久子
中村大膳から坤竜強奪の命を受けた渡辺三郎に南廣
中村大膳の家来で越前の命を受けた隠密・蒲生泰軒に神田隆
落ちぶれた旗本でお藤与吉に命令する小悪党・鈴川源十郎に山茶花究
大岡越前守に近衛十四郎
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