丹下左膳 濡れ燕一刀流のレビュー・感想・評価
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大友柳太朗版丹下左膳5作4本目
監督は『七つの顔』『十三の眼』『赤穂浪士 天の巻 地の巻』『鳳城の花嫁』『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』『水戸黄門 天下の副将軍』『新吾十番勝負第三部』の松田定次
脚本は『柳生旅ごよみ 女難一刀流』『野狐笛 花吹雪一番纏』『危うし!快傑黒頭巾』の松村昌治
脚本は他に『遠山の金さん さくら判官』『向う見ずの喧嘩笠』『四谷怪談 お岩の亡霊』『めくらのお市 みだれ笠』『座頭市御用旅』の直居欽哉
あらすじ
日光東照宮御修築奉行が伊賀の柳生対馬守に決まった
本来は倒幕を防ぐために裕福な藩の財政を弱体化させるためのものであり貧乏小藩には荷が重すぎる事業であった
家宝の在り処を記した苔猿の壺をあてにしたものの何も手掛かりはなかった
※
柳生藩反主流派は対馬守失脚ならびに殺害を狙っていた
※
盲目の町娘お光の目が見えるように奔走する丹下左膳
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対馬守の弟源三郎は司馬道場の娘と婚約していたが老中の企みで兄の身を心配し祝言を延長していた
豪快な丹下左膳
凛々しい柳生源三郎
直接対決はハラハラしちゃう
結局一蓮托生
大いに笑い合う左膳源三郎
サプライズ
お光は対馬守の娘
今回ちょび安が松島トモ子から男の子役に変更された
可愛くもなければ美形でもない
かといって個性的なブサイクじゃない
演技力に光るものがあるわけでもない
それでもわりと子役として75本以上に出演するほど活躍した
性格が良く現場のスタッフや大人の俳優たちに受けたんだろう
のちのシンガーソングライター美樹克彦である
配役
片目隻腕の剣豪の丹下左膳に大友柳太朗
対馬守の弟で司馬道場の娘萩乃と婚約した伊賀の暴れん坊こと柳生源三郎に大川橋蔵
幕府隠密の蒲生泰軒に大河内伝次郎
清廉潔白な柳生藩藩主の柳生対馬守に山形勳
大岡越前守に黒川弥太郎
道場の娘で源三郎の許嫁の萩乃に丘さとみ
盲目の娘で甘酒屋のお光に桜町弘子
左膳の女房的存在のお藤に長谷川裕見子
お藤の子分的存在だが本田淡路守側とも繋がっている小悪党の鼓の与吉に多々良純
左膳とお藤の息子的存在のチョビ安に目方誠
柳生対馬守の爺の高大之進に杉狂児
小石川療養所の医師の林道庵に左ト全
幕府隠密取締の愚楽老人に高松錦之助
道場に住む源三郎のお目付家来の谷大八に大里健太郎
料亭桔梗の女将を務めるお滝に赤木春恵
お光の妹的存在のお美代に児玉ひろみ
賭場のヤクザで左膳と何度かいざこざを起こす般若の政吉に小田部通麿
賭場のヤクザで左膳と何度かいざこざを起こす赤鬼の清吉に上代悠司
お光と暮らす作爺こと彫刻師の作阿弥に佐々木孝丸
将軍吉宗に那須伸太朗
職人たちの待遇を憂う寺社奉行の田丸主水正に水野浩
賄賂好きな柳生藩老中の本田淡路守に柳永二郎
淡路守腹心の副奉行・別所信濃守に平幹二朗
淡路守腹心の将監・石川右近に香川良介
司馬道場師範代の峰丹波に戸上城太郎
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