大菩薩峠 竜神の巻(1960)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
虚無の業火
クリックして本文を読む
"大菩薩峠(大映版)" 三部作第2部。
"大映4K映画祭" で鑑賞(4Kデジタル修復版)。
原作は未読です。
前作のラストシーンでついに真剣を抜き合った竜之助と兵馬でしたが、濃霧のために決着はつかず、お浜の亡霊に悩まされながら彷徨する竜之助を兵馬とその仲間たちが追い掛けると云う展開に。竜之助を追うだけでも大変なのに、お松が人攫いに合うなど、飽きさせない物語にハラハラさせられました。
そんな竜之助は失明の憂き目に…。目が見えぬはずなのに剣の腕は衰えるどころか鬼気迫り、誰も敵わぬ無双ぶり。虚無にも拍車が掛かり、地獄へ一歩近づいた様に感じられました。
お豊の目の前で再び竜之助と兵馬の対決が始まったところでまたもや巧みなクリフハンガー。ほんとニクいつくり…
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示