「歴史の勉強のつもりで」戦争と人間 第二部・愛と悲しみの山河 ウィリーさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史の勉強のつもりで
この映画は歴史背景を知らないとなかなか理解出来ない内容だと思う。
表向きは恋愛物語と言っているが、実は満洲国で行われてきた日本人の愚行、悪行を描き一部の人間の利益の為の戦争へ突入していく様を明確に描いている。
軍事大国日本であったが経済的には貧しい日本。そんな日本は表向きアヘン取引は禁止としていたが、裏ではアヘン取引は日本の最大の収入となっていた。等々の事を知らないとフィクションにしか映らなくくだらなく見えてしまうだろう。
資源の無い日本が軍事大国になる為に外貨を手に入れるにはアヘンと絹しか無かったという事も知っておく必要がある。
日本の当時の時代背景を知らないと面白く無い映画になるだろう。しかし、反面最高に興味深い史実に基づいた映画でもあると思う。
日本の本当の歴史を知る上で大切な映画だと思う。
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