劇場公開日 1971年6月12日

戦争と人間 第二部・愛と悲しみの山河のレビュー・感想・評価

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4.5歴史の勉強のつもりで

2025年9月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

驚く

この映画は歴史背景を知らないとなかなか理解出来ない内容だと思う。
表向きは恋愛物語と言っているが、実は満洲国で行われてきた日本人の愚行、悪行を描き一部の人間の利益の為の戦争へ突入していく様を明確に描いている。
軍事大国日本であったが経済的には貧しい日本。そんな日本は表向きアヘン取引は禁止としていたが、裏ではアヘン取引は日本の最大の収入となっていた。等々の事を知らないとフィクションにしか映らなくくだらなく見えてしまうだろう。

資源の無い日本が軍事大国になる為に外貨を手に入れるにはアヘンと絹しか無かったという事も知っておく必要がある。
日本の当時の時代背景を知らないと面白く無い映画になるだろう。しかし、反面最高に興味深い史実に基づいた映画でもあると思う。

日本の本当の歴史を知る上で大切な映画だと思う。

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ウィリー

1.5メロドラマ

2022年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

前作よりも分かりやすくなったが。

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あっちゃんのパパ

4.0戦争に絡めて多様な人間を描くスケールの大きさに驚き

2020年9月22日
PCから投稿
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Kazu Ann

3.0これは21世紀の現代の香港と中国だ 80年の時を超えて、戦前の帝国主義の亡霊が現代の中国に乗り移っている

2020年8月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

中国共産党と国際的共産主義運動が全て正しい
日本国は全て悪である
そのような共産党史観のみで構成されています
ここを踏まえて本作を観ないと危険です
山本薩夫監督の圧倒的な演出力にたちまち洗脳されます
緻密にリアリズムを積み上げているように見えるのはその洗脳の効果を高めるためです
自分の頭で考えないと全てが事実であると信じ込まされ、本作で描かれた歴史解釈を正しいと洗脳されます
知らぬ間に、この共産党史観が上書きされそれが全てであると思いこまされます

なのに、そうと分かっていても引き込まれてしまいます
危険です

しかし、本作を観ていて思うことは、これは21世紀の現代の香港と中国だ!ということです
80年の時を超えて、戦前の帝国主義の亡霊が現代の中国に乗り移っていると
全てが相似形をなしています
さらに酷く巨大に帝国主義、軍国主義の恐るべき妖怪に、中国共産党がなり果てたのだと気づかされるのです

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あき240