「ほんとにほんとにご苦労さん」ズンドコズンドコ全員集合!! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ほんとにほんとにご苦労さん
ズンドコ節の歌詞にあるような純情さが欠けているストーリー。それというのも加藤岩四(加藤)の恋人役中尾ミエが田舎にしては垢抜けているためだろうか、彼ら5人組の目的がどうしようもないポンコツだからだろうか・・・
一旗揚げようと東京に出てきた鮫吉と子分の岩四。トウモロコシ売りで生計を立て、いいように使われていた岩四だったが、やがてバーのマスター黒木(左とん平)によって身代わりにさせられ、マスターとなったため主従関係が逆転。しかし、彼は出所間近のヤクザ鬼熊(宍戸錠)の女を寝取ってしまったため、いつ殺されるかもしれない恐怖から代役を立てただけだったのだ。
まぁ、ヤクザの抗争とまではいかないけど、ならず者たちの顛末を面白おかしく描いただけで、中身はスカスカ。碇鮫吉が食堂の久美(小川ひろみ)に惚れていたけど、振られるまで。最後に歌われる「ほんとにほんとにご苦労さん」によって救われた気分。
この映画から「8時だヨ!全員集合」でも見られるギャグが多数登場。
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