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途中までは反戦要素もあったし、読書会で集まる面々との話を聞いていると、労働運動にも関わっていたようだけど、そんなプロレタリアート作品ではない・・・だけど、本当は出征するところにもっと力を入れてほしかったし、「必ず生きて帰る」ことが当然であるかのような台詞は不自然とも思える。
村の封建的な部分。山番である小雪の両親が村八分に遭ったり、大地主の父親の頑な態度といい、それを変えてやろうとする順吉の態度など、とてもよかった。よいとまけが楽しいなどと言ってた雪子もいい・・・