「泣き」清作の妻 ケシミンクリーム塗りながらオイルデルさんの映画レビュー(感想・評価)
泣き
今明け方4時27分、見終わって急いでログインして放心状態で記録。
素晴らしい。かった。
上手くは言えないけれど、期待してみなかった分も、骨太な血の通った人間ドラマだった。
人間の描き方、チンケな人間ではない、大人の心、ストーリー。
清作も、その妻も、立派でした。
こう言う人間を描いた映画はなかなか観れない。
いつだって、どんなに立場が立派であろうと、姑息な浅い幼稚な人間が描かれる中で、
この二人は最後まで立派でした。
事件が恐ろしいことには変わりないですが。
なるほど、今の女優がタレントと呼ばれる理由がよくわかる。
上手くて賢く可愛いが、まるで羽のような軽さ。
結局は人間そのものの重さなのだ。存在感。
身体中にほと走る命を演じる若尾文子は、役者だ。
天才役者だ。
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