「親分、清水に次郎長ありってとこを見せてやりましょうよ!」次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
親分、清水に次郎長ありってとこを見せてやりましょうよ!
いよいよ黒駒一家と大喧嘩。
ちなみに昨今の映画の場合、大立ち回りで派手に血を流し、下手すりゃ腕の一本二本は転がりだす。それはそれでリアリティがあっていい。むしろ、この頃の映画やドラマの、「斬ったつもり斬られたつもり」に飽きた反動がそうさせたのかも知れない。だけど、それは別に批判ではなく、これはこれでいいのだ。歌舞伎の型のようなもので、「つもり」は映画の中の様式美でもある。だいたい、これだけ多勢でのスクリーンからはみ出るほどの大立ち回りをすればそれで充分興奮するわ。
この続き、観れるかな。大瀬の半五郎はいないし、石松の代参はまだ後だし、小政が草鞋を脱ぐのは石松が死んだ後だし、まだまだ先は長いなあ。
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