「無類のお人好し。それを世間じゃ馬鹿と云う。」次郎長三国志 第三部 次郎長と石松 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
無類のお人好し。それを世間じゃ馬鹿と云う。
マキノ雅弘監督の東宝版。まだ次郎長の身内ではない石松と追分の三五郎が出会って、道連れに。石松役の森繁久彌、若い頃から軽妙な役ははまっているなあ。広沢虎造もちょい役で出てくる。おそらく当時世間の人は、虎造節の次郎長を散々聴いていたはずで、劇中に流れてくる虎造節が、スクリーンからのものか、頭の中で脳内再生しているものか、わからないくらいだったと思う、かく言う自分も、多少そうなのだから。
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