「【”ご一緒願います・・。”義理と人情、そして漢気。耐えて耐えて耐えて、堪忍袋の緒が切れ多数の敵と僅か二人で立ち向かう。高倉健の任侠映画の最高峰。】」昭和残侠伝 死んで貰います NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ご一緒願います・・。”義理と人情、そして漢気。耐えて耐えて耐えて、堪忍袋の緒が切れ多数の敵と僅か二人で立ち向かう。高倉健の任侠映画の最高峰。】
ー 以前、映画好きの父に”高倉健の任侠映画を観た男は、皆映画館から肩で風切って出て来たんだよ。”と言われ、フーンと思っていた。
が、今作を久方振りに見返すと特にラストの高倉健演じる花田秀次郎と、池部良演じる風間重吉が、非道なやくざの徳井が率いる組に乗り込んで行く姿などは、ヤッパリ格好良いのだな。
有名な、板前の風間重吉が、本来は料亭の跡取りの筈の花田秀次郎に、恩ある寺井親分が店の権利書を取り戻した際に、殺された事で二人で徳井組に乗り込む際の”ご一緒願います。”と言う台詞や、風間重吉が多勢に無勢で殺された後に満身創痍になりながら、徳井に対し、”死んでもらいます。”と言って切り捨てるシーンなどは、矢張り名シーンなのである。-
■今や、任侠映画は完全に廃れてしまったが、理由は何であろうか、とも思ってしまったな。
コメントする