「鈴木清順監督らしさはさほど感じられないが、ないというわけではない」春婦伝 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
鈴木清順監督らしさはさほど感じられないが、ないというわけではない
1965年公開、白黒作品
鈴木清順監督
原作は「肉体の門」の田村泰次郎の小説
本作は占領下の1950年に「暁の脱走」の題名で公開されたものに次いで、二度目の映画化
第二次大戦中の中国戦線における従軍慰安婦の物語
内容は、結局のところ戦場の売春婦の純情物語
主人公は原作では朝鮮人女性だが、本作では日本人女性に変わっているそうです
1950年の最初の映画化でもGHQの検閲により日本人に変更させられていたとのことです
鈴木清順監督らしさはさほど感じられないが、ないというわけではない
日本映画オールタイムベストのリストに入っているような作品ですが、力作であるのは納得しますがそこまでの作品かと問われると正直疑問です
日本人への批判的視線が快感になる人なら楽しめて支持する作品と思います
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