劇場公開日 1963年8月11日

「ビヨーン」死闘の伝説 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ビヨーン

2025年6月1日
iPhoneアプリから投稿

冒頭からナレーションが覚悟を求める。横山ホットブラザーズのノコギリのような音が不安を掻き立てる。きっかけは分かりやすい。村八分から殺戮にまで移行する村人の炎上の推移が丁寧である。官吏が止めれぬところまできた時に歯止めは効かなくなる。正統性は自らにあると覚悟した者達。安全装置をかける術のない者がタクトを振る。
見応えのある役者陣が揃い、いずれも貴重なカットである。一方で名を知らぬ農民役の顔芸もただならない。

Kj