「首!」真田幸村の謀略 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
首!
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冒頭では関が原の合戦に勝利した勢いで名古屋城で僧を集めて石田三成の骸の祝杯をあげている中、隕石とも思える赤き妖星が降ってきた。まるでSF映画のようなイントロダクションにワクワクさせられる(笑)。そして雲隠才蔵(寺田)が家康の首を取ったのだ!が、それは家康の影武者の首だった・・・
徐々に仲間を増やしてゆく様子。加藤清正(丹波哲郎)が虎を飼っていたためにその虎を利用されて暗殺されたり、三好清海入道(秋野暢子)だったりすることが特異な点だろうか、全体のストーリーとしては面白いのだが、やはり10人の英傑を描こうとするために個々の感情移入ができないまま進む。制作年代が70年代末ということもあり、爆発シーンが非常に多く、女の裸もいっぱい出てくる。何といってもSF風の特撮が異質であるし、ラストでは徳川家康(萬屋)を打ち取るというのも面白い。
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