里見八犬伝(1959)のレビュー・感想・評価
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端折りが巧みな、エッセンシャル版八犬伝
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Amazon Prime Video(東映オンデマンド)で鑑賞。
原作(南総里見八犬伝)は未読。
三部作構成の、東映の連続活劇シリーズのひとつ。
1954年の五部作版よりもストーリーがスッキリしていて寄り道が少なく、より観易い構成になっていて面白かった。
第一部が五部作版のそれと同じ場面で終わったために一時は前途を危ぶんだが、その後の展開がスピーディーで安堵した。
端折り方がとても巧く、五部作版で第二部から第四部に掛けての物語を第二部で終わらせてしまったのが素晴らしい。
第二部で八犬士が揃い、クライマックスとなる第三部へなだれ込む構成には心湧きたち、盛り上がらざるを得なかった。
八犬士に目立ったスターを配していなかったからなのか、はじめから8人全員が揃って最終決戦に臨んでいたのも良い。
[余談]
里見の若殿役の目黒祐樹(当時は目黒ユウキ)が後の角川映画版で敵の役を演じているのがなんだか面白いなと思った。
[鑑賞記録]
2024/08/31:里見八犬傳(第一部)
2024/09/01:妖怪の乱舞~八剣士の凱歌
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