「“恐怖”をテーマにした短編5篇のオムニバス。」怖がる人々 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
“恐怖”をテーマにした短編5篇のオムニバス。
第1話:箱の中
マンションのエレベータに閉じ込められた真田広之と原田美枝子。「田島に頼まれた島田ね!」と恋人の不倫のため疑心暗鬼になる女。★★
第2話:吉備津の釜
就職のため活動する熊谷真美。飲み屋で知り合った女清水ミチ子に就職の世話をすると言われて次の日飲み屋に行くが・・・★
第3話:乗越駅の刑罰
無賃乗車の罪で駅員と押し問答になった作家斎藤晴彦。もう1人の駅員が来て猫スープを食べさせられそうになる。舞台劇のようなやりとりでワンカットが続く。言葉の揚げ足取りの駅員萩原流行が面白い。★★★★
第4話:火焔つつじ
土砂降りの雨の中、宿屋で黒木瞳と相部屋になってしまった。なかなか寝付けないので、話をする小林薫。男女の仲となり、雨戸を開けたときに怯えていた彼女の理由を問うが、不倫の末に庭の火事で見た炎につつまれた赤子の姿が見えたという・・・★★
第5話:五郎八空港
無人島に取材に行った石黒賢と嶋田久作。台風のせいで小屋に雨宿りするが、そこにいた住民に空港があると聞かされる。そんな中やってきた飛行機は五郎八が操縦してるのではなくかみさんだった。レオナルド熊、桜金造、渡辺えり子が笑わせてくれる・・・★★★★
終わってみると、筒井康隆原作の2本だけがムチャ面白かったということに。
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