「ファンサービスに徹した意欲作でしたね。」ごろつき(1968) 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)
ファンサービスに徹した意欲作でしたね。
丸の内TOEIさんにて「没後10年 高倉 健 特集 銀幕での再会」(2024年11月7日~22日まで)19作品上映中。本日は『新幹線大爆破』(1975)、『ごろつき』(1968)の二本を鑑賞。
『ごろつき』(1968)
共演に菅原文太氏、監督は名匠マキノ雅弘氏と豪華。
高倉健氏の任侠映画の1作で我慢に我慢を重ねてラストは単身日本刀を携えて殴り込むパターンは踏襲しつつ、ボクシング経験もある健さんが当時ブームのキックボクシングに挑戦したり、アルバイトで「流し」に従事し、文太さんの伴奏で『網走番外地』や『唐獅子牡丹』を歌い上げたりとファンサービスに徹した意欲作でしたね。
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