劇場公開日 1986年11月15日

極道の妻たちのレビュー・感想・評価

全14件を表示

4.5極妻の真髄は「岩下志麻の着物姿」にある。

2025年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

斬新

あの上品でおっとりしている岩下志麻さんが
「あほんだら、撃てるもんなら撃ってみい!」って言うんですよ。

岩下志麻さんの着物の知識は専門家以上だし、美しい着物姿に
圧倒されます。藤間紫も胴に入っていてカッコいいです。

本当に、極妻は、岩下志麻さんの着物姿や着物を観る映画だと言っても
過言ではないと思いますが、
そのお着物姿で「われ」とか「われや」って言うんですよ。

痺れますやん。

脇を固める男性陣もなかなか良いのですが、
どうしてもわからないのが真琴(かたせ梨乃)さん。
グァムで偶然、杉田(世良公則)に会うのは出来過ぎた話しになるし、
しかも男のコテージに1人で行ったら、ああいう事になるのは
誰にもわかることで、、、、。あかんやないの。

結局、極道に惚れる血が、姉妹に流れていたわけですね。
敵対していたことが運の尽きで悲劇を呼びます。

ミュージシャンの世良さんは頑張っていたと思います。
五社監督の仰せのとおりに演じたのはお見事ですが、
何故、彼が選ばれたのかがイマイチわかりません。
小松政夫もなぜあの役??

とにかく最後は佐藤慶が締めてくれました。(その後、撃たれるけど)
出演時間は僅か2分チョイでしたが貫禄の登場で嬉しかったです!!

キャッチコピーは「愛した男が極道だった」となっていますが、
愛した男が極道だったら、つきあうのはやめて、
普通の男を選ぶ道もあるのに、ソレをしないのは、
その女にも極道の血や親和性があるってことなのでしょう。

普通に言えば、似たもの同士、つまり
似た匂いを持つもの同士が引き合い、愛し合い、
その匂いの発信源が「極道世界」だったというわけです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
belle

3.0姉妹の宿業

2025年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

スナックと旅先での偶然の出会いが姉妹の運命を分ける。悲しい女の壮絶な宿命を演じた2人の女優が見事。
男達に主役級の役者を置かず、男を完全に脇にしたのが五社監督らしくでよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
映爺

3.5【岩下志麻さんの圧倒的な美しさと胆の据わった鋭い切れ長の眼と、かたせ梨乃さんの身体を張った演技に魅入られる作品。男なんてヤクザと言って威張っていても、所詮は女性の僕なんです。】

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ー 五社英雄監督作品は、年代的に先日「鬼龍院花子の生涯」を初めて見たが、凄かった。
 で、今作。前作でもそういうシーンはあったが、当時は若手女優さんを脱がせるシーンが多かったんだね。今作でも、かたせ梨乃さん演じる真琴が世良公則演じる極道杉田に、手籠めにされるシーンがあるが、真琴はそれで杉田に惹かれて行くように描かれる。
  本当かな、とちょっと思った好きでないシーンだったな。

  けれども、今作の大ヒットで、このシリーズが延々と作られたのだから、これは評価に値するであろう。

  今作で言えば、レビュータイトルにも書いた、岩下志麻さんの圧倒的な美しさと胆の据わった眼と、かたせ梨乃さんの身体を張った演技に尽きると思う。
  成田三樹夫(髪と額の生え目が、何となく怖い。)演じる小磯なんか、子煩悩で臆病なヤクザだし、完全に岩下志麻さん演じる環に、飲まれているもんな。

  環の旦那で、組の総長(佐藤慶)なども、ビシッと白いスーツで出所するも、あっと言う間に撃たれるし、極道杉田も真琴豊満な胸にを置いたまま、アッサリ刺殺されるしね。

<男なんて、所詮は女性の僕なんだよな、と私は思ったな。今シリーズの熱烈なファンの方々、怒っちゃ嫌よ!>

コメントする (0件)
共感した! 3件)
NOBU

2.5極道の岩下志麻さん。

2022年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

長く続く「極道の妻シリーズ」の一作目、はじめて観ました。
なるほど、岩下志麻さんは見事なハマり役でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
光陽

5.0岩下志麻

2022年6月17日
iPhoneアプリから投稿

苗字と名前のゴロがねいまいちかいまにくらいかな
岩下志麻とおねんねしたいわね〜

コメントする 2件)
共感した! 1件)
ミスター

3.0ここから始まる極妻シリーズ

2022年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

好き嫌いがどうしてもついてしまう極妻。
誰が極妻役をやるかという好み。
私は断然岩下志麻さんが一番で次に三田佳子さん。
十朱幸代さんはイマイチというのが個人的なところです。

何作か観ていて、総じて親分が簡単にヒットされる。
この包囲網、どうなってんねん!
と不思議に思うのがこの作品の特徴でもあります。
当時の風潮ではネットに叩かれて拡散することもないし、この大御所達の出演作を揶揄できるマスコミの力も無い。
まさに、なせる技とはこの事。

でもストーリーはおもしろいんよなぁ😅

コメントする (0件)
共感した! 2件)
零式五二型

3.5五社作品

2021年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

岩下志麻の姉御っぷりとかたせ梨乃の脱ぎっぷり、五社英雄監督による力強い演出など、ヤクザ映画の最後を飾るにふさわしいシリーズの誕生作。
男性の地位低下は明らかになり、ヤクザの世界も女性優位になったのかな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

3.5シリーズ物の第1作はやはりそれなりに面白い。志麻姐さん他出演者がみ...

2021年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

シリーズ物の第1作はやはりそれなりに面白い。志麻姐さん他出演者がみな若い。
どこの世界にもある泥沼の跡目争いがテーマ。そこに姉妹対立が絡む。かたせ梨乃が志麻姐さんの姉妹にゃ見えん。当初はセクシー担当だったのね。衝撃的なエンディングもなかなか良かった。
BS-TBS鑑賞

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はむひろみ

3.0真っ白なスーツは死亡フラグ

2020年5月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

佐藤慶のええっ?これだけ?な出番も見どころだが、やはりこの作品は世良さんとかたせさんのまぐわいが見るべき点かなと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
さすまー

4.5冗談抜きで男と女の真剣な愛の物語です そして強い夫婦愛の物語であり、姉妹の愛憎劇です

2020年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

北新地、ミナミ宋右衛門町、祇園の夜の町で遊んだことのある方なら如何にリアルであるか、笑い転げる程だと思います

端役に至るまで、役ごとの顔つき、髪型、服装、立ち振る舞い、言葉遣いなどから発する全体の雰囲気
ロケ先、セット、小道具
何もかもリアリティの塊です

岩下志麻の姉さんぶり
ド迫力、かつ物凄いリアリティがあります
これこそ姉さんです
かつ美しく惚れ惚れしてしまいます
別格の美しさです
結婚前は北新地のナンバーワンホステスであったとの設定に説得力があります

そして冗談抜きで男と女の真剣な愛の物語です
強い夫婦愛の物語です

姉妹の愛憎の物語でもありました
妹の真琴が杉田の潜伏先のアパートを訪れるシーン
安治川河口の辺りです
アパートの階段脇の外壁に九条OSというストリップ劇場のビラが貼られています
確かに追われているヤクザが潜伏しそうな界隈です
そこは1982年の市川崑監督の名作細雪で四女がバーテンの男と同棲を始めたのと同じ界隈です
特徴的な川と橋と両岸の町並みを同じ構図で捉えます
つまり五社監督はこのシーンで本作は細雪と同じく姉妹の愛憎物語でもあると説明しているのだと思います
結局、この二人の姉妹はお互いの最も大切なもの、愛する男の命を奪いあうのです

妹を演じるかたせ梨乃が、ウブなスナックのヘルプから次第に極道の妻へと変貌を遂げるのも見所で、本作のもう一方の主題でもありました

総長の妻、本家の姉さん役の藤間紫の貫禄は半端ありません
岩下志麻を完全に凌駕しています
この貫禄があってこそのリアリティです
冒頭の本家の姉さんの突然の登場で岩下志麻が慌てふためくシーン、仏壇のまえで岩下志麻が叱りとばされるシーン
どちらも白眉の名シーンです

1986年、バブルの直前の勢いが画面に反映されています
グアム島のコテージ、クルーザーとド派手です

そして現代
なにやら日本最大の組が割れて抗争しているとか
しかも、最近抗争している組の幹部の出所で、にわかに戦争になって、抗争相手の組の幹部がなんと自動小銃で銃撃されて殺されてしまうとか
まるで本作そのままです

しかしこの事件の記事を読むと、場末のくすんだようなしけた舞台、登場人物も老人ばかり
本作から30数年、日本の衰退も本作から感じてしまいます

劇中で極道というものは、自動車の排気ガスみたいなもんやという台詞がでてきます

その自動車の台数も減って、ロールスロイスやベンツではなく軽自動車ばかりになってしまったようです

しかもその自動車自体も排ガス規制対応エンジン、ハイブリッド、果てはEVとなって、排気ガスも限り無く出なくなってきたようです

逆に老人の運転する車の暴走の方が怖いかも知れません

撮影は森田富士郎
本作でも鬼龍院花子の生涯を思い出させる美しいシーンを随所に観ることができます
世良公則演じる杉田潔志が殺されるシーンでの窓に写る残照はことに心に残る美しさでした

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あき240

3.5清水ミチコの物真似は一見の価値あり❗(YouTubeで観れます)

2019年6月19日
Androidアプリから投稿

大阪弁はぎこちないけど岩下志麻の姐さんの貫禄は半端ない。立ってる時に重心が後ろの方に傾いているのよね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
モーさん

5.0おっぱい吸いすぎだろ!!!

tさん
2018年12月28日
PCから投稿

泣ける

興奮

極道の妻たち
「岩下志麻」目当てで観ましたが、途中からかたせ梨乃のおっぱいが・・・おいおい、いくら何でもおっぱい吸いすぎだろ(ラストシーン)!!!凄い濡れ場でした。今の時代ならAV女優がやりそうなことを、かたせ梨乃がやってた。

映画の中で岩下志麻は超越した存在(盤石な体制側)なんだけど、役者としても超越してた気がする。彼女が出てるシーンは何故か締まる。アクションシーンとかないですよ。ただの日常シーンなのに、なぜこんなにカッコイイのか。
僕が感じたのは発声の良さでした。あとは表情かな。あの達観しきった表情。それをやりつつも、演じてると感じさせないのが凄い。あと、思った以上に嫌な女の役だったんですね。

いやぁバブル時代のコンテンツは良いね。資本主義の権化と成り下がった(上がった?)岩下志麻(だってそう言う役なんだもん)に挑戦する、かたせ梨乃をはじめとする雑魚どものもがき苦しむ姿。泣けるわ。

誰かが言ってたっけ
魂は超薄切りにして売れって
だが俺の魂は高いぜ?

やっぱ80年代は良いわ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
t

4.5なんだこれ!?

2016年5月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

こんなにもかっこよく、楽しめる映画だったとは!

何故、今まで観なかったのか・・・

今日から極妻シリーズ、観まくるぞ!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
REpower

4.0かっこいい女、岩下志麻

2014年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

かっこいい岩下志麻、ナイスボディなかたせ梨乃、セクシーな世良公則。キャストがいいですね。
興味本位で見たのですが最高でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
タテスジコ
PR U-NEXTで本編を観る