「「クララ編」のアイデアは、ルパン三世VSコナンで活かされています・・・多分。」コータローまかりとおる! よしさんの映画レビュー(感想・評価)
「クララ編」のアイデアは、ルパン三世VSコナンで活かされています・・・多分。
巨大学園に巣くう「蛇骨会」に挑む風雲児の活躍を描く物語。
リアルタイムに映画館で鑑賞済みの作品ですが、真田広之の話題に乗ったWOWOW放送を期に再鑑賞。
当時連載中の同名人気漫画の実写映画で、第1部「蛇骨会編」と第2部「クララ姫編」の編集版ですね。実は、私はこの漫画作品が大好きで、真田さん出演と共に思い入れがある作品でした。
原作は、学園コメディアクション。この映画もしっかりとそれを踏襲。ただ、ハチャメチャな新堂の言動は漫画だから活きるので、実写映画だと空回り気味なのが残念。
また、原作2編を合わせたプロットは、少々詰め込み過ぎ。「蛇骨会編」のみに特化して、「クララ姫編」は次作に乞うご期待・・・で良かったように思います。クライマックスの時計塔の攻防・・・特に新堂と吉岡の対決は迫力たっぷりだっただけに、そこにもっと時間をかければ尺も十分だったと思います。
「クララ姫編」もとても面白い内容で、十分一本の映画が撮れる内容だったと思いますし・・・
新堂を演じた黒崎は苦労しているように感じましたが、大葉・伊原・志穂美は原作のキャラを十分に再現。真田用に準備されたオリジナルキャラも世界観にぴったり。(原作者も、その後に原作に登場させています)
セリフ廻し等も原作リスペクトが感じられたことも含めて、好感がもてます。
私的評価は、自分の思い入れも加味して普通にしました。
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