「神戸の戦後復興を観て元気が出た」神戸国際ギャング 泥エモンxさんの映画レビュー(感想・評価)
神戸の戦後復興を観て元気が出た
神戸震災復興20年ということで、連日テレビから流れる被災者の方々の声。
重くて不条理で希望のみえない空気を打破すべく鑑賞してみると、本作も戦後の復興時期という時代設定。
テレビは被災者の方々の辛い気持ちを吐露する特集を流すばかりだが、こんな娯楽作を流してみるのもまた一興ではないか、いや、神戸の方々がいまこれを観てなんというか伺ってみたい気もするが、
こんな作品をみて案外元気が出るのではないか?などと考えながら引きこまれていった。
東映任侠ものでスローモーションて観たことないが、
(もちろん任侠路線にこの映画が分類されるかはさておき)
映像手法とかも手探り感がそこかしこに出ていて楽しめる。
血糊も多用しているが、そんなに残酷な描写も多くはない。
多いのはむしろエロ・コミカルな演出で途中何度も声を出して笑ってしまった。
ラストシーンのダイヤを抱いて自爆するシーンなど叙情的ではないか。
駄作、凡作と言われているが、自分にとっては興味深いプロットも多く楽しめた。
なにより最近亡くなられたばかりのスターたちに多く会える作品。
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