「首を運ぶところが良かった」首(1968) ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
首を運ぶところが良かった
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・警察の不正を隠蔽するため一般市民が犠牲になった話だった。当時だと衝撃だったんだろうと思った。今だったら司法の腐敗って感じでこんなこともあるんだろうって印象だけど、今だと当たり前に感じられた。正木弁護士の使命感だけが救いだった。
・唯一の証拠のための司法解剖のために、首を切って持ってくればいいよってさらっと解剖医?の一言から首を持って帰るところまでが良かった。首を切る男のやる気のなさが電車でのシーンで活きて、とても面白かった。確かに、電車の手荷物検査でこのバケツには生首が入ってますって言って、何だと!出せ!とはならないよなっていう感じ。前半は会話劇が多くて、長い振りだったんだと納得できた。最後に空襲で首が焼けてしまったというのが何ともいえない感じだった。
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