「権力に立ち向かう弁護士の気骨と妄執」首(1968) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
権力に立ち向かう弁護士の気骨と妄執
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DVDで鑑賞。
原作(弁護士)は未読です。
北野武監督の「首」とは全く関係ありませんが、同じタイトルの本作に興味が湧いたのでDVDを購入して観ました。
これが実話なのだから恐れ入る。戦時中なんて権力の横暴が顕著だし、それに立ち向かって勝ってるんだから驚きました。
恐らく脚色が施されているのでしょうが、腐乱へのタイムリミットがサスペンスを呼び込んでハラハラさせられました。
気骨ならではの熱意が次第に首への妄執に代わり、まるで取り憑かれているかのような小林桂樹の演技に圧倒されました。
この演技が「日本沈没」の田所博士に繋がるのかなと、監督と脚本の組み合わせが同じなだけに連想してしまいました。
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