「喰えない男女の群像と母親映画」銀座化粧 あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
喰えない男女の群像と母親映画
戦後すぐの日本、とうぜん生きていれば腹に何かを抱えている男女、カオスになりそうだけどかなり平熱にフラットに描いていて良かったです。
終盤の迷子騒ぎになるシーンから、なるほど宮崎駿的でもあるか、そう思うと父親不在で芯がありしっかり怒る美しい母親像を描くこの映画はかなり合致しているな、と一人なぜこんなに自分が面白いと思うか納得しました。
いつか宮崎駿や鈴木敏夫も観ていたのかも、と思うと味わい深い作品になりました。
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