「荒川を越えて。」キューポラのある街 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
荒川を越えて。
BSで諸用をこなしつつ初鑑賞。
吉永小百合が出ているアイドル映画的なモノと思っていましたが、成人のみならず、小中学生たちにも様々な社会的問題を背負わせていて。
北朝鮮への帰国事業が盛んだった頃、まだまだ貧しい日本の市井の人達の暮らしぶり。家父長制の残り火が燻っていた晩期、肉体的にも精神的にも暴力でねじ伏せられることの少なくなかった女性が、その2本の脚で歩み始める黎明期を描いているともいえる。
歴史資料としても面白いと思いました。
コメントする