雁の寺のレビュー・感想・評価
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雁の襖絵の映像をトリッキーに編集した場面が面白い
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京都のお寺を舞台にしたミステリー。
住職、その妾、修行僧の3人が主要登場人物で、あとは添え物みたいな存在だと言っていいと思います。。
若尾文子さんは、妾を演じました。
お話しの構造としては、市川雷蔵の「炎上」を小ぶりにした感じだけれど、これはこれで、私小説的な妙に湿っぽい哀しさがあって結構面白いです。
住職役の三島雅夫のイヤらしい演技がとても良い。
修行僧役の高見国一も善き。
オープニングで、雁の襖絵の映像をトリッキーに編集した場面がとても面白いし、それがミステリーへの伏線になっていると思います。
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