「ガツガツ飯を食らう女盛りの美しさ♥️」女ざかり(1994) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ガツガツ飯を食らう女盛りの美しさ♥️
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『おかしい事ですが、昨夜いっとう悲しかった事は自分の裸の姿が見た事がない事です。見たのかしら、でも、記憶にはございません。それを思って一晩狂いそうでした』
吉永小百合さんがガツガツ飯を食う。その背後で雨に濡れながら、その娘がそんな詩を暗唱する。
つかみはイイね。
前田武彦、
内藤陳、
そして
いつもの
三國連太郎
木更津辺りの浜に
「あなたとやりたい」
すげ~。
ネタバレ
「秋だ秋だ秋だ。冬をやって来い。」
結論は自分で。
僕は永遠にはループしない人生と言う季節をこの台詞で感じた。
僕は流石大林宣彦監督って思う。
伊丹十三と山田洋次をリスペクトしてんだろうが、さて。
映像的には長い台詞の中にカットを多用する。小津安二郎監督の変形型に感じた。勿論、僕だけの感性。
傑作だ。
追記
松坂慶子さんと吉永小百合さんの対比に色気を感じた。まさか見抜けぬアイデンティティの違いじゃないだろね。
追記2
二回目の鑑賞だった。
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