劇場公開日 1959年5月12日

「子供たちの反乱」お早よう 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 子供たちの反乱

2025年8月10日
PCから投稿

庶民の家庭にもテレビが普及し始める頃
親の言いなりになるだけじゃない子供たち
その吸収力に戸惑いタジタジとなる大人たち

小津監督はその生意気で愛すべき姿を捕らえ
彼らと彼らに振り回される大人を映画にした。

この作品に限らず子供たちの言葉に注目している。
皆、小生意気でも案外理に適っているのが分かる。

'60年代に入るとテレビは色々なものを発信し
映画の時代は衰退、新しいメディアの時代になる。
子供たちはさらにアップデートし羽ばたいてゆく。

これは子供たちの反乱の始まり
怒られてもへこたれない
彼らのルールにのっとり
上手くやっているのだ。

当時の日本の生活文化の姿は
いい時代であり戻れない時代
それで良いと今思う。

良い俳優が多数出演し
さりげなく演じている。

星組
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