「子供たちの反乱」お早よう 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
子供たちの反乱
庶民の家庭にもテレビが普及し始める頃
親の言いなりになるだけじゃない子供たち
その吸収力に戸惑いタジタジとなる大人たち
小津監督はその生意気で愛すべき姿を捕らえ
彼らと彼らに振り回される大人を映画にした。
この作品に限らず子供たちの言葉に注目している。
皆、小生意気でも案外理に適っているのが分かる。
'60年代に入るとテレビは色々なものを発信し
映画の時代は衰退、新しいメディアの時代になる。
子供たちはさらにアップデートし羽ばたいてゆく。
これは子供たちの反乱の始まり
怒られてもへこたれない
彼らのルールにのっとり
上手くやっているのだ。
当時の日本の生活文化の姿は
いい時代であり戻れない時代
それで良いと今思う。
良い俳優が多数出演し
さりげなく演じている。
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