「元気なおきゃんと、やつれたおかん」男はつらいよ 寅次郎紙風船 ユッキー ウッキー(略して ユキウキ)さんの映画レビュー(感想・評価)
元気なおきゃんと、やつれたおかん
舞台は福岡県等だけど、タイトルに「おかん」つかいました ^_^
寅さんシリーズ28作目。
見ていて思ったエトセトラ
◯このアタマで卒業するのは並大抵のことではないんだから、、、(なんかひどい?言いよう)にかぶせて、
寅さん「噛んでふくめて言ってやらなきゃわからないんだから、、、」のシーンが、おもしろかったぁ〜😂
ある意味自虐だけど、寅さんが話すと自虐が自慢になって、なぜだか逆転してしまうぅ。
そんなポジティブ思考が大すきです!
◯おきゃんな付き添い役は岸本加世子さん。
寅さんにくっついてまわって、直感で寅さんの魅力を見抜き、寅さん追っかけをやってる寅さんマニア。
(俳優としての岸本氏、ゆくゆくは、渥美清さんから北野武さんへ。やさしいやくざから、おっかないヤクザへ? HANA-BIや菊次郎の夏、よかったぁ)
◯岸本加世子さんは、あの美空ひばりさんから実の妹のように可愛がられてたんですよねぇ。
本作の寅さんに屈託なくまとわりつく感じは、年長者(人生の先輩)にしてみれば、とてもかわいらしく思えるのかもですね。
◯おっと、寅さん、おばちゃんを泣かしちゃあ、いけないよぉ〜。チャルメラぁ
◯初めて見た寅さんのネクタイ姿。
ちょっと違和感あるけど、かっこい〜
セールスの面接で寅さんが採用されたら、その会社でどうなっていただろう。もしかしたらトップセールスマンになり売り上げ1位かもよ?
◯ 音無美紀子さん、やつれた感じの役でうまくハマってました。
最後の方、柴又駅まで寅さんと歩きながらの会話はドキドキしてなかなかしびれる内容でした。
奥さんに対して「俺が死んだら寅の女房になれ、、、」は二人の男の絆をあらわしてるだろうし、言われた奥さんもまんざらではないし、いや、実は望んでいたのに、、、
光枝の「犬や猫じゃあるまいし、、、」の言葉は、ちょっと言ってほしくなかったわぁ、言わせないでほしかったわぁ〜、ねぇ、山田洋次監督ぅ〜〜😢
◯毎回思うけど、この人と結婚したら、この人と一緒に暮らしたら、人生は、生活はどうなるんだろうって。妄想をふくらませることがおもしろくて、それができることがこの作品の一つの魅力でもありますねっ ^_^
◯「そんな夢もみたことあったっけ、、、」
せつなぁ〜〜い!🥺