男はつらいよ 噂の寅次郎のレビュー・感想・評価
全10件を表示
【今作は、シリーズ三度目の出演の安定の志村喬、初出演の溌溂とした泉ピン子が脇を固め、序盤は憂愁漂い、後半は寅さんに有った事で笑顔に溢れる大原麗子さんの際立つ美しさに魅入られる作品なのである。】
<Caution!内容に触れています。>
■今作では、序盤、旅先で寅さんが旅先で見かけたダム湖の堤防で涙する女性(泉ピン子)に対し、見るに見かねて優しい言葉を掛けハンカチを貸してあげる姿の優しさにまずはヤラレル。ナカナカ、出来ないよね。
それにしても、旅先での寅さんの困っている人や、泣いている人に対し、見過ごせずに優しく接する人間としての器の大きさが、このシリーズの魅力なんだよな、と改めて思う。
それが、とらやに戻って来ると、大人げない言動、行動をするのは、矢張り故郷に帰った事で、なんだかんだ言っても善性溢れるとらやの人達が好きで、つい甘えてしまうのかなあ。
今作の魅力は、そのような鉄板の面白さに加えて、マドンナを演じた大原麗子さんの、前半は夫と別れた事による、憂愁の表情と、寅さんに会ってからは徐々に笑顔が戻って来た時の愛らしい美しさには、魅了されてしまう。
<今作の寅さんは、形式的には振られた事になるのだろうが、自身に似た感じの長年大原さん演じる早苗に恋をしていた男(室田日出男)が、早苗には会わずに大金を貯蓄した貯金通帳を寅さんに預け”早苗さんに渡してください。”と言った時点で寅さんは、潔く身を引くのである。そして、その姿が漢であり、見る側は痺れるのである。>
確かに艶っぽい大原麗子
大原麗子が美しい
寅屋の皆さんと大原麗子と志村喬、登場人物全員がいい人で、 寅さんだけが皆に迷惑をかけてしまう。 そういういつものストーリーである。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 噂の寅次郎」を見た。
劇場公開日 1978年12月27日
渥美清50才
倍賞千恵子37才
大原麗子32才
室田日出男41才
泉ピン子31才
志村喬73才
寅さんは旅先で出会った泉ピン子の愚痴を聞いてあげる。
その後バスの中で偶然出会った前田吟の父親である志村喬と旅を共にする。
柴又に戻った寅さんは寅屋にアルバイトに来ているバツイチの大原麗子に惚れてしまう。
大原麗子が愛らしい。
さすがに当代の人気女優だ。
寅屋の皆さんと大原麗子と志村喬、登場人物全員がいい人で、
寅さんだけが皆に迷惑をかけてしまう。
そういういつものストーリーである。
上映時間は105分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
墓参り、そして家族を心配する寅、珍しく殊勝な出だし。そして今回は最...
憂の背中
蓬莱橋という長い長い木造の橋がある
男達の背中はそれぞれの思いを乗せて歩いている
ある男は先を急がず自分の時間で今までの幾つかの穴を埋めるかのように向こう岸を目指す
またある男は何十年も想い続けて結局自分の口からは何も言えずに立ち去ろうとする
そして最後の男はいくどもいくども夢にまで見た幸せを叶うわけがないとくるりと背を向けて足早にここから去っていく
それぞれが心を締め付け目頭が熱くなりため息が出る
追記
大原麗子さん、久しぶりに拝見しました
相変わらずお綺麗ですね、まだまだたくさんの作品を見たかったです
そう言えば泉ピン子さんを見ていて思ったのですが「似ている、すっごく似ている」
皆さんも思いませんでしたか?
伊藤沙莉さんに限りなく似ているって、演技はうまいしハスキーだし何しろ存在感の大きさがありますよね
沙莉さんの今後の活躍が楽しみです。
男はつらいよシリーズが続いていたら必ず彼女も出演してたんだろうな〜 などと思ってしまいました。
旅に出たいなー
全10件を表示