劇場公開日 1974年8月3日

「・夢のオヤジ(吉田義夫)が夢から出てきた(笑) そこだけで一作描け...」男はつらいよ 寅次郎恋やつれ はむひろみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5・夢のオヤジ(吉田義夫)が夢から出てきた(笑) そこだけで一作描け...

2020年6月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

・夢のオヤジ(吉田義夫)が夢から出てきた(笑)
そこだけで一作描けそうな絹代騒動。さくらとタコ、温泉津へ。いいとこだったなぁ。

そんな騒動は軽く前座扱い。満を持して小百合様2度目の登場。薄幸な彼女が立ち直る姿を描く。
・なると巻きはいらないよ
・歌子、柴又登場。バタバタする寅。
・ハンバーグは食いたいか(笑)
歌子の父親が今回もいい味見せる。歌子との顔合わせのシーンは感涙必至。さぁ酒の支度だよ!

・寅ならずとも呟きたくなります「浴衣、綺麗だね」
小百合様はもはやマドンナなどという世俗の概念から超越した存在。触れてはならぬ眺めるもの。
そしていつものさくらとのしみじみとした別れ。
最後は今一度歌子のもとへと思った…そっちか〜い!

文句なしの一作でした。

はむひろみ