沖縄やくざ戦争のレビュー・感想・評価
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他のヤクザ映画にはないヤバさ
76年東映。
沖縄が舞台ということでどんな感じかな?と思っているといきなり千葉ちゃん大暴れ&止める松方弘樹。わはは。いつもの東映メンツがウチナンチュ役。中でも渡瀬恒彦のエロに忠実だが肝の太い兄ちゃんがナイス。インテリヤクザ役のチイチイも良い。
物語は暴力描写の半端ない荒っぽいもの。「戦争やろうじゃないの。戦争だぁーい好き」と楽しげに言う千葉真一の台詞最高!やり過ぎ感たっぷりの狂気の役作り。だがそれがいい。
沖縄という磁場が暴力を加速させたのか後半ヤバさの乱れ撃ち。確かにこれは戦争だわ。
ラストの凄まじさと幕引きに天晴を言いたい。
やっぱり千葉真一が最強!
DVDで鑑賞。
本土復帰を翌年に控えた沖縄を舞台に、地元やくざの内ゲバと本土暴力団侵略への防衛戦争を主軸とした“現在進行形”の抗争を扱った作品。
“実録路線”が掲げるドキュメント・テイストの神髄とも言えそうなハードな内容に、無条件に体中の血がたぎりまくりでした。
中里(松方弘樹)の獰猛振りも捨てがたいですが、個人的にはやっぱり千葉真一演じる国頭に軍配が上がりました。「仁義なき戦い 広島死闘篇」の大友勝利を彷彿とさせるようなクレイジーさが堪りませんでした!ただただ暴力のために生まれて来た“バイオレンスの申し子”のような行動が圧巻の一言。「コイツに遭遇したら一巻の終わりだろうなぁ…」と思わせられました(笑)
中島貞夫監督が貫いたドキュメンタリー・タッチの演出が、当時の沖縄の一触即発の空気感を見事に表現しているようで圧倒される想いでした。しかし、実際は京都で撮影されていたということを後で知ってびっくり仰天しました(笑)
頭から千葉真一が大暴れ、
部下の地井武雄が怖い。
渡瀬恒彦がオレンジTシャツとデニムの半ズボンで、無茶しまくる。
金がないヤクザは悲しい。沖縄の諺「物をくれる人だけが主人」
キンタマをペンチで潰される室田日出男
車は潰す、燃やす、派手な銃撃戦。
三上寛も見せ場あり
尾藤イサオはやけどで酷い顔に。
どんどんドツボにハマる松方弘樹。
最後はモーターボートチェイス銃撃戦!
深作欣二っぽい。
事実は小説より狂気!
前半は千葉真一の範馬勇次郎じみた狂気丸出しの千葉真一にヤられ、後半は徐々に表情も行動も千葉真一じみてくる松方弘樹と彼の巻き起こす壮絶な戦争シーン(やくざの抗争レベルじゃない)にヤられる。
千葉真一は常にどうかしてるし、拷問でちんこ切られるシーンとかエグいし(そのあとの切られた奴が狂い出す)、街中ジープで走って虐殺しまくるとかトンデモすぎて笑える!
しかし、これが現実の抗争を基にしてるのが恐ろしすぎる!
本当のクールジャパンってこういうのをいうのだろうな。
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