おかあさん(1952)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
戦後の下町
クリックして本文を読む
オーソレミヨを唄う敏子のボーイフレンドのパン屋さん。せっかくデートにこぎつけたかと思ったら、妹と従弟もついてくる。リクレーションと言っていたが、クリーニング屋と引っ掛けてわけのわからないことを言っていた。
戦争の爪痕が残る町並。今川焼屋の屋台でも働いていたお母さん。高度成長経済はまだまだ先だ。
親戚に養子に出される妹の久子。もしかするとお姉さん敏子よりもお母さん想いの雰囲気。美容師を目指すおばさんの子を預かりながらも養子を出すのは辛かっただろうなぁ。
全体的に父の死のシーンが前半なので、盛り上がりに欠けるような気もしたけど、ラスト、敏子(香川)の「おかあさん」を連呼するシーンには涙があふれてくる・・・不思議と親孝行したくなる映画です。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示