「画面3倍・興味100倍のキャッチフレーズ“東映スコープ”の威力は絶大でした」鳳城の花嫁 papatyanさんの映画レビュー(感想・評価)
画面3倍・興味100倍のキャッチフレーズ“東映スコープ”の威力は絶大でした
映画界は当時普及してきたテレビに対抗するため、アナモフィック(歪像)レンズを使ったワイドスクリーン映画を開発しました。日本では東映が昭和32年、大友柳太朗さん演じる若さまの花嫁探しを明朗なタッチで描いた娯楽時代劇「鳳城の花嫁」を日本初の総天然色ワイドスクリーン映画「東映スコープ」で急遽公開しました。アナモフィックレンズで、お城の柱が多少歪んで見えても、画面3倍・興味100倍のキャッチフレーズで売り出した“東映スコープ”の威力は絶大で、松田定次監督手練の演出と共に横長の大画面に圧倒されました。さすが時代劇の東映です。東映封切館7館に初日だけで合計約5万人もの観客が詰めかけたと云われています。あのころのワクワクした思い出をDVDで観られる楽しい時代になりました。
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